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2003年12月19日
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ブルース・オールマイティ
「それってさぁ、定義は何?」やっぱり・・・か。 「定義付けが曖昧な事が多すぎるよ」 難しい事は良く分からないけどね。 確かにそうなんだろうなー、とは思うよ。 「存在証明からでも相当な時間がかかる」 思うけどさ。 もうちょっと軽く考えようよ。 「もしかして"何でも出来る"って意味?」 うん。そう。何でも出来るって意味。 「だとしたら時間設定の意味が無くなってしまう」 大して難しい質問してるわけじゃないのになぁ。 「だってそうだろう。時間設定すら覆せるって事なんだから」 頭良い人だと思ってたんだけど違うのかなぁ。 質問してからだいぶ時間経ってるよね。 「これほど定義付けが足りない質問も珍しいよ」 結局答えてないじゃない。 やっぱりこの彼氏はダメだ。 まだ付き合ったばかりだけど別れようっと。 この先もこの男から学ぶ物は何も無い。 だって 『もし一週間だけ神様になれるとしたらあなたは何をしますか?』 って聞いただけだよ? |
ブルース・オールマイティ
『もし一週間だけ神様になれるとしたらあなたは何をしますか?』なにそれ? 今度はそんな質問なの? もうほとほと彼女の質問にはうんざりだ。 「犬と猫どちらが好き?」 「小泉首相をどう思う?」 「いままで何人と付き合ったの?」 「前の彼女はどんな人だった?」 「おいしいお店知ってる?」 「クラッシック音楽について教えて?」 「自分の良いところと悪いところは?」 他にも数え切れないくらい 質問された。 それも一方的に質問してくるだけだ。 会話にもなりゃしない。 なんとか会話を成り立たせようと彼女にも質問を返してみると 「子供の頃、犬を飼っていたんだ。 サスケっていう名前の柴犬でね。どちらかというと犬が好きかなあ。 君はどっちが好きなの?」 「じゃあ、私が猫を飼いたいと言ったらどうする?」 質問に質問で答えられるのは まったく気分が悪いものだ。 一見答えているようでいて、情報は与えず こちらの情報だけを引き出しているように思える。 彼女との会話は一時が万事こんな感じだ。 数々の質問を繰り返すことで 僕の何を読み取り 何を判断しようというのか。 もう、うんざりなんだよ。 |
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